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アメリカの女性作家フランセス・バーネットによる児童文学 "Little Lord Fauntleroy (小フォントルロイ公)" を若松賤子が翻訳した「小公子」の複刻版。翻訳小説として雑誌「女学雑誌」にて明治23年から25年にかけて連載、明治30年に博文館から本書の元となる初版が刊行されました。
原作者のバーネットは「小公子」のほか「小公女」「秘密の花園」などの児童文学を残した作家として知られています。本作はイギリスに住む祖父の伯爵にひきとられたアメリカ生まれの少年セドリックが主人公。セドリックの純真さがかたくなだった祖父の愛の心を呼びさますという内容です。
キリスト教の愛の精神をよく表した内容となっており、フェリス女学院で学び、卒業後は同校の教師となった若松賤子はこのキリスト教精神をよく理解し翻訳を行いました。明治20年代の翻訳作品としては珍しく純然たる口語体で描かれており、その正確で巧みな若松賤子の翻訳により「小公子」は多数の読者を得、今日に至るまで広く親しまれる作品こととなりました。
■商品詳細
タイトル :小公子(博文館版)
訳述社 :巌本嘉志子
編集発行 :日本近代文学館
初版発行 :明治24年10月27日印刷
明治24年10月28日出版
復刻版発行 :昭和43年12月
サイズ :約140×210mm
付属品 :輸送用保護箱
状態 :経年のスレ・ヤケ・シミあり
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