"無頼派"パック(3冊セット):織田作之助『世相』(文庫『夫婦善哉』内収録)、坂口安吾『不良少年とキリスト』(文庫『堕落論』内収録)、太宰治『織田くんの死』(文庫『もの思う葦』内収録)
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無頼派とは、第二次世界大戦後、近代の既成文学全般への批判に基づき、同傾向の作風を示した一群の日本の作家たちを総称する呼び方のこと。無頼派の代表的作家である織田作之助、坂口安吾、太宰治の作品たちをパックにしました。
・世相
第二次世界大戦直後の混沌とした大阪を舞台に、ある作家(織田作之助本人と思われる)が作品の構想に頭を悩ませる。彼の文学観や文学テーマとしての女性について、など、織田作之助自身を知ることのできる作品。作中に出てくる"阿部定"を描いた作品は『妖婦』として発表されている。
・不良少年とキリスト、大阪の反逆
太宰の死について書かれた「不良少年とキリスト」。太宰治の情死を聞いた安吾はこう書く、「情死だなんて、大ウソだよ」。太宰の死を惜しみ、堕落してなお生きることを強く訴える。「大阪の反逆」の副題は「織田作之助の死」。ヒロポンに頼る織田の姿、織田の言う「可能性の文学」についてなど、若くして亡くなった盟友についてつづった作品。
・織田くんの死
タイトル通り、織田作之助の死について書かれた作品。とても短い文章だが、「織田君の哀しさを、私はたいていの人よりも、はるかに深く感知していたつもりであった。」とあるように、孤独や失意にうもれた太宰が心からその文学や生き方に共感していた様子が切実に記された作品である。また、太宰は「パンドラの匣」内で、作中の主人公の台詞として「私はリベルタンです。無頼派です。」と書いており、この台詞が無頼派の実質的な宣誓と見なされている。(この文庫に「パンドラの匣」は収録されておりません、ご興味があれば下記の「こちらもおすすめ」欄から関連商品をご覧ください)
■商品詳細
タイトル :夫婦善哉
著者 :織田作之助
出版者 :新潮社
出版年月日 :昭和25年1月25日発行
平成12年9月25日41刷改版
平成18年10月20日44刷
サイズ :文庫
ISBN :9784101037011
状態 :経年のスレ・ヤケ・シミ・一部カバー破れあり
タイトル :堕落論
著者 :坂口安吾
出版者 :角川書店
出版年月日 :昭和32年5月30日初版発行
昭和43年11月25日18版発行
平成9年4月1日改版70版発行
サイズ :文庫
ISBN :9784041100035
状態 :経年のスレ・ヤケ・シミあり
タイトル :もの思う葦
著者 :太宰治
出版者 :新潮社
出版年月日 :昭和55年9月25日発行
平成元年12月20日23刷
サイズ :文庫
ISBN :9784101006148
状態 :経年のスレ・ヤケ・シミあり
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・太宰治「パンドラの匣」
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