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横光利一による作品集『機械』。白水社から単行本として刊行されたものの復刻版です。
この作品集『機械』には新感覚派と呼ばれた作品傾向から、新心理主義に転じた頃の作品が収録されています。特に、表題作「機械」は心理主義的手法が用いられた実験小説として高く評価され、文学的独創性を確立し注目された横光利一の代表的作品です。「機械」が発表されてまもなく、当時新進評論家であった小林秀雄による『機械』評が発表され、小林による高い評価によって横光の作家としての地位がゆるぎないものになった、とされています。
装丁は洋画家・佐野繁次郎によるもの。画家として知られる一方、数多くの装丁を手がけたことでも有名で、佐野の装丁本ばかりを纏めた「佐野繁次郎装幀集成」(みずのわ出版)なども出版されています。実験的意欲にあふれた作品集にふさわしい、当時としては斬新な装丁を横光が気に入ったのか、この『機械』から横光のおもだった本の装丁には佐野繁次郎が携わるようになったそう。「当時としては」などと書いてしまいましたが、今をもってその洗練されたデザインは新鮮です。ぜひ手にとって佐野デザインを味わってみてください。
■商品詳細
タイトル :機械(白水社版)
著者 :横光利一
編集発行 :日本近代文学館
初版発行 :昭和6年4月5日印刷
昭和6年4月10日発行
復刻版発行 :昭和49年8月20日印刷
昭和49年9月1日発行
(第5刷)
サイズ :約160×225mm
付属品 :函、輸送用保護箱
状態 :経年のスレ・ヤケ・シミあり
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