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菊池寛の第一創作集。学生時代に発表した戯曲や、時事新報社の記者のかたわら書いた短編小説が収録されています。むだのない描写、鋭い心理分析、明快な構成と主題が特色の菊池文学が味わえる一冊です。
収録作品
小説
・大島が出来る話
・若杉裁判長
・忠直卿行状記
・青木の出京
・敵の葬式
・海の中には
・由良之助役者
・愛嬌者
・群衆
・盗人を飼ふ
戯曲
・屋上の狂人
・父帰る
・海の勇者
・暴徒の子
跋(芥川龍之介)
本書収録の「忠直卿行状記」等の好評により文壇での地位を確立した菊池は、本書刊行の大正8年には勤めていた時事新報社を退き、大阪毎日新聞社の客員となります。毎日新聞はのちに大ヒットとなる「真珠夫人」の発表の場でもありました。また大正8年は「藤十郎の恋」や「父帰る」等の戯曲が上演され、これもまた大きな評判を呼び、小説家としても戯曲作家としても大躍進しました。
芥川龍之介による7ページにもわたる長い跋文の冒頭には「自分がその著書の尻に喜んで跋を食附け得る人間は、これ又現在の所では、天下に菊池の外は一人もないかも知れない。既にさうだとすれば跋を書く事は、彼にとって満足であるばかりでなく、自分にとっても亦愉快である」と、芥川と菊池の唯一無二の友情を感じさせる一文も。
■商品詳細
タイトル :心の王国
著者 :菊池寛
発行 :大正8年1月3日 印刷
大正8年1月8日 発行
発行所 :春陽堂
サイズ :約135×195㎜
付属品 :なし
状態 :経年のスレ・ヤケ・シミあり
函欠、目次に書き込み
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