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長與善郎『項羽と劉邦』(名著復刻全集 近代文学館 大正期)

2,000円

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長與善郎(以下、長与善郎)による戯曲「項羽と劉邦」の単行本の複刻版。雑誌「白樺」で大正5年9月から大正6年5月にわたって連載され、大正6年10月に第一回訂正版が新潮社から刊行。大正11年にさらに第二回訂正版が刊行されており、この第二回訂正版に画家河野通勢による挿画を加えた豪華版として新潮社から刊行されたものが、本複刻版の底本となっています。なお、訂正はさらに加えられており、長与善郎自身は昭和17年に坂上書院から刊行された第四回訂正版をもって決定版としています。 本作「項羽と劉邦」が発表された大正中期は、長与善郎が同人として参加していた「白樺」の武者小路実篤をはじめ、菊池寛や倉田百三らの劇作家が活躍していた、日本近代文化区において劇作品が重要な作品ジャンルとされるようになってきた時代。長与善郎はこの「項羽と劉邦」によって、一躍新進劇作家として認められるようになりました。 内容は全編5幕15場、序幕と大詰の場を加えて全17場(のち第三回訂正版からそのうち1場が除かれ、決定版では全16場になっています)。中国秦末、歴史的英雄、項羽と劉邦の劇的な運命を描いた長大な戯曲作品です。ヘッベルの史劇「ユーディット」から影響を受けた本作は、作者自身「自分の二つの意志を二人の中心人物によって現そうとして。そして項羽が劉邦に負けるところに書く意味をおいたのである。その意味を抽象的に云えば個人主義的な自分に個人主義では満足できな自分が勝って行く自分の意志の生長を芸術的に扱って見たのである」と述べています。 ■商品詳細 タイトル  :項羽と劉邦(新潮社版) 著者    :長與善郎 編集発行  :日本近代文学館 初版発行  :大正10年5月15日印刷        大正10年5月19日発行 復刻版発行 :昭和44年4月 サイズ   :約190×270mm 付属品   :函、輸送用保護箱 状態    :経年のスレ・ヤケ・シミあり        輸送用保護函に破れ ※ご注文の前後によっては売り切れが生じる可能性があります。ご了承ください。

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