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『蒼白き巣窟』は室生犀星の中編小説。
初出は大正9年発行の雑誌「雄辯」。なのですが、当時内務省検閲で大幅な削除を受け、ほとんどの部分が伏字のまま出版されていました。室生犀星の死後に出版された新潮社版の全集でも伏字のままだった本作ですが、977(昭和52)年、発禁本の研究家として知られる城市郎が、伏字部分を含む生原稿を所有していることが判明。犀星の娘で随筆家の室生朝子が城市郎から生原稿を借り受け、全集を底本として伏字部分を追加し、冬樹社から刊行するにいたったそう。こちらがその冬樹社から刊行された新装版『蒼白き巣窟』です。
なお、『蒼白き巣窟』は短編集として大正9年に新潮社から出版されており、装丁は恩地孝四郎によるものでした。こちらの新装版も新潮社版のままに再現されています。また、本文が黒・赤の二色刷になっています。おそらく、赤が久しく伏字だった部分だと思われます(明確な記載がなかったので推測ですが……)。
■商品詳細
タイトル :蒼白き巣窟
著者 :室生犀星
発行所 :冬樹社
発行 :昭和52年5月11日印刷
昭和52年5月15日発行
サイズ :約135×195mm ハードカバー
付属品 :箱(写真1・2枚目)
ISBN :
状態 :経年のスレ・ヤケ・シミあり
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