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井上靖の自伝的長編小説。
本作品の時代背景は大正初期、舞台は草の匂いと光あふれる伊豆湯ヶ島。曽祖父の妾であったおぬい婆さんとふたりで暮らす洪作少年が主人公です。妾ということで白い目で見られるおぬい婆さんは、洪作にだけは異常なまでの愛情を注ぐ。血の繋がらない二人の血の通った生活は、読んでいるこちらも郷愁を誘われます。ところどころに挟まれる二人のユーモアあふれるやりとりがまた微笑ましい、読んでいて心地よい作品です。
装幀・挿画は洋画家・小磯良平によるもの。肖像画などで知られていますが、本書や谷崎潤一郎『細雪』など多くの装幀・挿画も手掛けています。
■商品詳細
タイトル :しろばんば
著者 :井上靖
発行所 :中央公論社
発行 :昭和37年10月20日初版印刷
昭和37年10月30日初版発行
サイズ :約150×215mm ハードカバー
付属品 :箱(写真1・2・3枚目)
状態 :経年のスレ・ヤケ・シミあり
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