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志賀直哉の短編小説集『夜の光』の複刻版。初版は大正7年に新潮社から刊行されています。収録作品は下記。
・老人
・襖
・母の死と新しい母
・憶ひ出した事
・クローディアスの日記
・正義派
・出来事
・清兵衛と瓢箪
・范の犯罪
・城の崎にて
・佐々木の場合
・好人物の夫婦
・赤西蠣太
・和解
上記作品のうち、「老人」「襖」「母の死と新しい母」「クローディアスの日記」「正義派」の五篇は第一創作集『留女』に、「憶ひ出した事」「清兵衛と瓢箪」「出来事」の三篇は新潮社新進作家叢書『大津順吉』に収録されてすでに刊行された作品であり、志賀直哉初期の秀作とされる作品たち。ここに「城の崎にて」や「和解」等の志賀直哉中期の代表作が新たに加えられた本書は、この時期までの志賀文学を包括する一冊でもありました。
『夜の光』刊行前後に志賀直哉は我孫子に住んでおり、志賀を慕って武者小路実篤や柳宗悦も我孫子に移り住むようになっていました。ここに加わっていたのが陶芸家のバーナード・リーチです。「白樺」のメンバーにエッチングを教えたりしていたリーチと志賀は長きに渡り親交がありました。本書の装丁はそのリーチによるもの。見返しの絵は我孫子の手賀沼を描いたものに見えます。大正14年に新潮社から普及版『夜の光』が刊行されるのですが、この普及版ではリーチの絵が除かれた簡素な装丁になってしまっています。複刻版だからこそ手に入るバーナード・リーチの装丁の美しさも本書の特徴です。
■商品詳細
タイトル :夜の光(新潮社版)
著者 :志賀直哉
編集発行 :日本近代文学館
初版発行 :大正7年1月12日印刷
大正7年1月16日発行
復刻版発行 :昭和44年4月
サイズ :約135×195mm
付属品 :輸送用保護箱
状態 :経年のスレ・ヤケ・シミあり
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