日本語でうたえるように翻訳・創作された讃美歌集の最も初期のものの一冊『讃美のうた』の複刻版。初版の出版時期はあいまいでおそらく明治7年(1874)もしくは明治6年(1873)ごろと考えられています。長崎のメソジスト派宣教師ジョン・C・デヴィソン(John C. Davison)と改革派宣教師H・スタウト(H. Stout)が日本人助手の協力を得て編集したものです。
名著複刻詩歌文学館の解説によると「讃美歌とは、キリスト教、特にプロテスタント(いわゆる新教)各派の礼拝などの集会でうたわれる宗教的抒情詩をいい、通節歌曲形式(定型詩が二節以上から成る)で書かれ、音楽的には、特に訓練された人びとから構成される「聖歌隊」ではなく、一般会衆(教会出席者)によって容易にうたえるものであることが原則で、斉唱でうたうのが普通」とのこと。
徳川時代初期から続いていたキリシタン禁制は明治6年に撤回され、キリスト教宣教が黙認となり、その前後から讃美歌の日本語訳が試みられ始めました。初期の日本語讃美歌は、西洋歌曲の日本語訳として最初のものであることと同時に、西洋詩形を日本語の詩に採用した最初のものであり、明治期の日本の詩に大きな影響を与えたとも考えられています。
■商品詳細
タイトル :讃美のうた(米国コーネル大学所蔵)
著者 :J・C・デヴィソン
H・スタウト
刊行 :日本近代文学館
編集 :名著復刻全集編集委員会
総発売元 :株式会社ほるぷ
初版発行 :明治6年(?)〜7年前半
復刻版発行 :昭和58年8月20日印刷
昭和58年8月30日発行
(初刷)
サイズ :約115×160mm
付属品 :輸送用保護箱
状態 :経年のスレ・ヤケ・シミあり
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