SOLD OUT
芥川龍之介の第1短編集『羅生門』の初版復刻本です。本文の始まる直前に色の違うページがあり「夏目漱石先生の霊前に献ず」と記されています。漱石はこの短編集が発売される1917年(大正6年)の前年に亡くなっており、師であり自分を見出してくれた夏目漱石を終生尊敬し続けた芥川が、その死に大きな衝撃を受けたことがうかがえる1ページです。
なお、表題作の『羅生門』の最後の結びの一文はたびたび変更されており、この第1短編集『羅生門』では、現在知られる「下人の行方は、誰も知らない」とは異なる文章で締められています。ぜひ違いを味わってみてください。そのほか『鼻』や『芋粥』など芥川の初期代表作が多く収録されています。
ちなみに阿蘭陀書房は北原白秋の弟(三男)・北原鐵雄によって1915年(大正4年)に創立されており、雑誌『ARS』を刊行していました。1918年(大正6年)に社名をアルスとし、主として文学書や美術書を出版。戦前・戦後に渡って代表的なカメラ・写真専門誌であった月刊「カメラ(CAMERA)」を発行したことでも知られている出版社です。
■商品詳細
タイトル :羅生門(阿蘭陀書房版)
著者 :芥川龍之介
編集発行 :日本近代文学館
初版発行 :大正6年5月18日印刷
大正6年5月23日発行
復刻版発行 :昭和44年4月
サイズ :約130×190mm
付属品 :箱、輸送用保護箱
状態 :経年のスレ・ヤケ・シミあり
※ご注文の前後によっては売り切れが生じる可能性があります。ご了承ください。