外山正一、矢田部良吉、井上哲次郎ら3名によって共編された詩集『新体詩抄(初編)』の復刻版。「初編」とついていますが、二篇以降は出版されていないようです。訳詩 14編、創作詩5編で構成されています。
序文で井上哲次郎は「夫レ明治ノ歌ハ、明治ノ歌ナルベシ、古歌ナルベカラズ、日本ノ詩ハ日本ノ詩ナルベシ、漢詩ナルベカラズ、是レ新体ノ詩ノ作ル所以ナリ」と述べ、矢田部良吉は「我邦人ノ従来平常ノ語ヲ用ヒテ詩歌ヲ作ル事少ナキヲ嘆ジ、西洋ノ風ニ模倣シテ一種新体ノ詩ヲ作リ出セリ」と述べているように、これまでの漢詩・短歌・俳句に代わる新しい詩型として、西洋詩にならった新体の詩形 =新体詩を創造することを掲げ、実践した詩集として知られています。
装丁は和本で菊版四つ目綴じ。表紙には鶴亀デザインの空押しがあしらわれています。差し込み式の袋付きで、この袋付きの原本は入手困難の幻の希覯書なのだそう。出版社は丸屋善七。現在の「丸善」を作った人物です。
■商品詳細
タイトル :新體詩抄(初編)(丸屋善七版)
著者 :外山正一( Toyama Masakazu )
矢田部良吉( Yatabe Ryōkichi )
井上哲次郎( Inoue Tetsujirō )
編集発行 :日本近代文学館
初版発行 :明治15年6月27日板権御願
明治15年7月21日板権免許
明治15年8月 出板
復刻版発行 :昭和55年5月20日印刷
昭和55年6月1日発行
(第10刷)
サイズ :約155×225mm
付属品 :輸送用保護箱
状態 :経年のスレ・ヤケ・シミあり
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