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夏目漱石の中編小説「野分」および「坑夫」の2篇を収録する『草合』の復刻版。「野分」は明治41年1月の「ホトトギス」にて一括発表、「坑夫」は「虞美人草」に次ぐ朝日新聞入社後の第二作として、東京大阪朝日にて明治41年1月から4月まで連載されました。単行本収録は本書『草合』が初。
「野分」は、「白井道也は文学者である。」という冒頭から始まるように、文学者が主人公。この白井道也を中心に、白井と大学で同窓だった高柳・中野の三人の考え方・生き方を描いた内容です。文学者あるいは学者・教育者などという存在に対する漱石自身の考え方が表出した作品。
「坑夫」は足尾銅山に坑夫を志した男を主人公にし、その心理を追求した内容。漱石を訪れた青年の半生をもとに書かれたルポルタージュ的作品。漱石作品の中では異色作とされています。
装丁デザインは橋口五葉によるものです。漱石本の装丁の多くはこの橋口五葉が手がけています。うるしで塗られた大きなツワブキの葉が印象的。美しい装丁が見事な一冊です。紐で閉じる筒状の外装である帙(ちつ)付です。
■商品詳細
タイトル :草合(春陽堂版)
(復刻 初版本 夏目漱石文学選集)
著者 :夏目漱石
編集発行 :日本近代文学館
初版発行 :明治41年9月12日印刷
明治41年9月15日発行
復刻版発行 :昭和54年7月20日印刷
昭和54年8月1日発行
(第3刷)
サイズ :約150×225mm ハードカバー
付属品 :帙、輸送用保護函
状態 :経年のスレ・ヤケ・シミあり
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