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レイモン・ラディゲはフランスの詩人・小説家。14歳から詩を書き、処女作である『肉体の悪魔』は16歳から18歳の間に書かれました。早熟な神童的作家としてもてはやされるも、代表作『ドルジェル伯の舞踏会』執筆の直後、腸チフスのために20歳という若さで夭折しています。ラディゲ作品の文体や心理描写は、昭和の日本文学者に様々な影響を及ぼしました。今回はその影響が感じられる「武蔵野夫人」、ラディゲ自身の晩年と臨終を描いた「ラディゲの死」とともに選書しています。
・肉体の悪魔
青年期の複雑な心理を、ロマンチシズムへの耽溺を冷徹に拒否しつつ仮借なく解剖したラディゲ16-18歳のときの驚くべき作品。第一次大戦のさなか、戦争のため放縦と無力におちいった少年と人妻との恋愛悲劇を、ダイヤモンドのように皇室で陰翳深い文体によって描く。ほかに、ラディゲ独特のエスプリが遺憾なく発揮された戯曲『ペリカン家の人々」、コント『ドニーズ』を収める。(カバー裏解説より)
・武蔵野夫人
貞淑で、古風で、武蔵野の精のようなやさしい魂を持った人妻道子と、ビルマから復員してきた従弟の勉との間に芽生えた悲劇的な愛。--欅や樫の樹の多い静かなたたずまいの武蔵野を舞台に、姦通・虚栄・欲望などをめぐる錯綜した心理模様を描く。スタンダールやラディゲなどに学んだフランス心理小説の手法を、日本の文学風土のなかで試みた、著者の初期代表作のひとつである。(カバー裏解説より)
・ラディゲの死
〈三日のうちに、僕は神の兵隊に銃殺されるんだ〉という自らの予言通りに、ラディゲは庇護者であるコクトオに見守られながら二十年の生涯を閉じた。――著者が少年の時より心酔しつづけてきた夭折の天才ラディゲの晩年と臨終を描く表題作。ほかに、『みのもの月』『魔群の通過』『花山院』『旅の墓碑銘』『施餓鬼舟』など、現実を明晰・辛辣な筆致で裁断した短編全13編を収める。(カバー袖解説より)
■商品詳細
タイトル :肉体の悪魔
著者 :ラディゲ(訳者:新庄嘉章)
出版者 :新潮社
出版年月日 :昭和29年12月10日発行
昭和42年4月10日17刷改版
昭和52年6月15日34刷
サイズ :文庫
ISBN :
状態 :経年のスレ・ヤケ・シミ
タイトル :武蔵野夫人
著者 :大岡昇平
出版者 :新潮社
出版年月日 :昭和28年6月5日発行
平成11年6月25日71刷改版
サイズ :文庫
ISBN :9784101065021
状態 :経年のスレ・ヤケ・シミあり、カバーに破れあり
タイトル :ラディゲの死
著者 :三島由紀夫
出版者 :新潮社
出版年月日 :昭和55年12月25日発行
サイズ :文庫
ISBN :
状態 :経年のスレ・ヤケ・シミあり
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・ラディゲ『ドルジェル伯の舞踏会』
・堀辰雄『聖家族』
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