「叢書『青鞜』の女たち」のうち第6巻。大正3年2月に発行された尚文堂書店版『火の娘』を復刻した一冊です。
「『青鞜』の女たち」」となっている通り、荒木郁(郁子とされることの方が多いですが、今回は奥付の著者名に則って「郁」としています)は青鞜社員の一人でした。明治44年の「青鞜」創刊号に戯曲「喜劇陽神の戯れ」を発表してから、以後、「道子」「闇の花」「死の前」などを発表。これらの作品の主人公は、自由奔放で自尊心の強い、いわゆる「新しい女」の姿をしていました。荒木郁の作品は当時としてはセンセーショナルに受け取られ、作品を掲載した「青鞜」が発禁処分を受けることもあったとか。
これらの作品をまとめた短編小説集『火の娘』は1914年(大正3)に尚文堂書店から刊行されます。本書はその複刻版。『火の娘』には巻頭に森鴎外による序文『題詞』が付されており、複刻版である本書巻末には女性史研究家・井手文子による解説が収録されています。
■商品詳細
タイトル :叢書『青鞜』の女たち 第6巻 火の娘
著者 :荒木郁
発行所 :不二出版株式会社
発行年月日 :1986年2月15日 復刻版第1刷発行
サイズ :約110×155mm
付属品 :函、復刻版函
状態 :経年のスレ・ヤケ・シミあり
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