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志賀直哉による長編小説『暗夜行路』の複刻版。「暗夜行路」は1921年(大正10年)から雑誌「改造」で断続的に連載されました。前編だけ収めたものが大正11年に新潮社から刊行されており、はじめて全編が収録されたのは昭和11年に改造社から刊行された『志賀直哉全集』でした。本書はその後、昭和18年に座右宝刊行会から刊行されたものの複刻です。特に後編の発表まで時間を要しており、この長編の前身となる作品が「大津順吉」の続編として構想された大正元年から四半世紀余の時を経て、長編小説「暗夜行路」は完成しています。
前編は主人公が母と祖父の不義の子であるという出生の秘密を知った青春期の不安と動揺を、後編は主人公が妻と従兄との不義に悩み、それらの苦悩の果てに大自然のなかで自己回復をはかるところまでが描かれています。作者の自伝的要素が強い作品であり、倫理的自我意識の拡充を求めた白樺派文学の一つの頂点を示す作品として高く評価されています。日本近代小説の中でも傑作と名高く、後続の作家に大きな影響を与えた作品です。
■商品詳細
タイトル :暗夜行路(座右宝刊行会版)
著者 :志賀直哉
編集発行 :日本近代文学館
初版発行 :昭和18年11月15日印刷
昭和18年11月19日発行
復刻版発行 :昭和44年9月
サイズ :約150×215mm
付属品 :函、輸送用保護箱
状態 :経年のスレ・ヤケ・シミあり
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