三宅やす子の作品集。主に婦人問題に関する評論を収録しているほか、短編小説三篇が創作として収録されています。
京都師範学校の校長を務めた加藤正矩の娘として生まれた、やす子。少女時代から「女子文壇」等に投稿していましたが、本格的に創作の道を志すのは理学士・三宅恒方との結婚後。漱石に師事し、漱石没後は漱石の弟子であった小宮豊隆に師事しています。本書巻頭には小宮による序文が寄せられています。
夫の恒方は結婚後10年ほど経った1921年に死去。夫の死をきっかけにやす子は文筆業で立つことを決意。本書はその1921年(大正10年)に発行された第一作品集です。本書では婦人問題を扱った評論が主ですが、大正15年には朝日新聞で連載した小説「奔流」が人気を博すなど、評論だけにとどまらず、小説作品も多く残しています。そのほか、雑誌「ウーマン・カレント」の主宰をつとめ、講演や社会活動も積極的に行うなど、多方面に啓蒙的な作家として活躍しました。
■商品詳細
タイトル :心のあと
著者 :三宅やす子(Miyake Yasuko)
発行所 :実業之日本社
発行年月日 :大正10年10月8日 印刷
大正10年10月17日 発行
サイズ :約130×190mm
付属品 :カバー
状態 :経年のスレ・ヤケ・シミあり
カバーに痛み
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