高山樗牛による歴史小説『瀧口入道』の複刻版。『瀧口入道』は明治27年4月から5月まで読売新聞紙上に連載され、明治28年9月に春陽堂からこの復刻版の底本となる初版が刊行されました。内容は「平家物語」に基づく歴史小説。瀧口の武士、斎藤時頼と中宮の曹司横笛の悲恋を、平家滅亡を背景に擬古文体の美文で描いています。
『瀧口入道』は読売新聞社の懸賞歴史小説・脚本へ応募し当選した作品であり、高山樗牛は無署名で投稿、春陽堂から刊行された単行本にも著者名は掲げられていません。また、この作品以降、樗牛は小説家としてではなく、雑誌『帝国文学』を上田敏らと創刊したり、雑誌『太陽』の文芸部主任として評論を執筆したりと、評論家としての活動に主軸を置いています。はじめ日本主義を唱え、ニーチェ主義を経て晩年は日蓮に傾倒。樗牛の思想は何度も変転しましたが、常に、明治の青年層へ大きな影響を与え続けた人物でした。
■商品詳細
タイトル :瀧口入道(春陽堂版)
(名著複刻近代文学館)
著者 :高山樗牛
刊行 :日本近代文学館
編集 :名著複刻全集編集委員会
総発売元 :株式会社ほるぷ
初版発行 :明治28年9月17日印刷
明治28年9月20日発行
復刻版発行 :昭和43年12月
サイズ :約130×190mm
付属品 :輸送用保護箱
状態 :経年のスレ・ヤケ・シミあり
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