大須賀乙字の編集で大正5年に俳書堂から刊行された『碧梧桐句集』の復刻版。碧梧桐の初期作品から新傾向俳句へ転換に至る、大正3年以前に作られた1399句が季題別に収録されています。
碧梧桐の句風は師・子規により印象明瞭と評されるものでしたが、明治35年の子規没後以降、徐々に新傾向俳句へと作風が転換します。碧梧桐を中心とした新傾向俳句運動は、個性尊重と因襲打破、在来の俳諧趣味に捉われない全く新しい傾向の句を作るという、いうなれば前衛俳句運動でした。同じく子規に師事した高浜虚子は「新傾向」は俳句の伝統を破るものと非難したそうです。
『碧梧桐句集』と題されて刊行されているものはいくつかありますが、本書は新傾向運動の初頭に碧梧桐に同調した大須賀乙字が編者となっているのが一つの特徴です。ちなみに、乙字は「新傾向」という名称を名付けるなどした、「新傾向俳句」の火付け人的存在(論文「俳句界の新傾向」明治41年2月「アカネ」)。なお、碧梧桐はこの新傾向俳句運動ののち、季題と定型にとらわれない自由律俳句にすすみました。
■商品詳細
タイトル :碧梧桐句集(排書堂版)
著者 :河東碧梧桐( Kawahigashi Hekigoto )
編集発行 :日本近代文学館
初版発行 :大正5年2月1日印刷
大正5年2月5日発行
復刻版発行 :昭和55年5月20日印刷
昭和55年6月1日発行
(第10刷)
サイズ :約110×175mm
付属品 :函、輸送用保護箱
状態 :経年のスレ・ヤケ・シミあり
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